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番外編「とらや」がウチにやって来た!の巻

2010 1月 24 One Comment

紙袋 先日夜、うちで相方と友人さんたちとでワイワイやっていたハセガワです、それを聞きつけ、えらく重量感というか威圧感のある紙袋を携えて「楽しい場所好き」な相方のご両親が遊びにやってきました。仲良しです。

 この夜一緒にいた友人(先輩女性)OK村さんというのが「超」のつく和菓子好き!ウチの相方も、洋菓子を食べると「やっぱり辛いもので締めたい」とせんべいを探すような人で、和菓子好き&甘味好きなんですが、この友人はまたケタ違い!
 何人かでウチで食事会をする時など、まんじゅう6個入りのパックが買ってあると、ご飯の用意をする間に1個、2個とそれはもう勝手に(^^)減らしていきます。食べているうちに、当日何人いて一人1個は割り当て…といった理性が消えてしまうようで、ほとんどの場合4個から5個を自分のものとしてしまい、相方がストップをかけようとしても「1つは残しておくから」と、止まらない。…普段は人の気持ちを人一倍大切にするとってもいい人なんですよ。(^^;

 普通サイズの羊羹だと1本ペロリといってしまうOK村さん
 娘さんが幼稚園の時「おやつだと言って羊羹1本を丸かじりしながら車に載っていた!」とか、お父さんは「沖縄土産の黒糖の大袋を1日で食べてしまった」他にもエピソード満載、一家でスゴイんです。なにせお父さんの自慢が「これだけ甘いものばっかり食べても糖尿病になってない」ってことらしい…それは自慢になるんでしょか?(^^)

 そして相方とOK村さんのバトルが最も白熱するのが「とらやの羊羹」争奪戦。特に黒糖の「おもかげ」っていう種類の時はとびきり激しいものになります。
 「美しすぎる市議」じゃありませんが、「(自分で買うには)高すぎる羊羹」って感じで、今も昔も付け届けの定番品として君臨しているとらやさんの羊羹。
 貴重なものということで、少しずつ味わおうよっていう相方に対し、厚さ5〜6cmを一切れ(!)として、おかわりをして食べきってしまいたい友人の本音が激突し、ウチでホームパーティをする時に、そのバトルと食べっぷりを見たさに大先輩方が携えて来ることもしばしば…。

はたして、この夜の紙袋には大物が隠れていました。
ジャ〜ン…
パッケージ
「デカッ」「木箱入り!」東京の方からのいただき物らしく、披露するおとうさんの嬉しそうなこと…そしてOK村さんと相方の目が輝き、なぜか立ちあがる二人…。ここでOK村さんの発した言葉「え〜ご飯食べてしもたがん、あるんやったらもっと早く教えてくれると良かったのにぃ〜」大人として必要なことが飛んでしまっているようです…感謝とかうやまう気持ちとかねっ(^^) かわいらしい人です。

パッケージ ワタクシ「まぁ落ち着いて…せっかくやで写真撮らせて」と包みを解かせていただきます。ズッシリとすごい重量感…1.88kgですって、羊羹1本で…なんか意味なく「すごいなぁ」と笑えてきてしまいます。
※そして調べてビックリ…
 印籠杉箱入 大棹羊羹 6,090円なり!ヒエ〜っ

・包装紙
 ↓
・杉箱
 ↓
・竹皮(ここで中身が「夜の梅」ってわかります)
 ↓
・紙箱
 ↓
・アルミ包装と重ねられていました。

 アルミ包装にはカットする目安の線がひいてありその線でカットしたのがこれ↓
一切れ
いい和皿がないのですいません…しかし、ワタクシは半分、いや1/4もいただければけっこうですって思うボリュームです(^^)
 食べるのに小さく切り分けようとすると半端ない手応え…材料は小豆と寒天に砂糖。凝縮できるだけ凝縮しましたって感じです(^^)

「夜の梅」は最もスタンダードな羊羹で、説明によると「切り口の小豆粒が、夜の闇にほの白く咲く梅を思わせる」小倉餡の羊羹。1694年の記録に菓銘が残っており、羊羹としては1819年の記録がある。ということです。そもそも創業は1500年代…日本史の教科書にでてくる年代の歴史です。
 栞によると、 たくさん入っているらしい砂糖自体が防腐剤の役目をしていることもあるんでしょう、「おいしく召し上がりいただける」賞味期限として1年、さらに未開封のままであれば賞味期限「後」1年は「お召し上がりいただけます」とのこと。へぇ〜っ

 口にすると、やはりまず「固い」と感じるほどの密度…しっかりした歯ごたえで、水分少なそうな粘りけです!そしてワタクシにとってはひたすら「甘い」。
 相方とOK村さんにに解説を任せますと
「濃く深みのある甘さは『さすがとらや』って感じる。食べると『これさこれ…この味』って思い出す洗練された味。甘過ぎって感じは全然ないよ」
「夜の梅は食べているうちに、ほのかな小豆の匂いがしてちょっと懐かしい気分になる羊羹」
「おいしいお菓子は他にも色々あるけど、とらやの羊羹はその存在感でちょっと特別な存在、魚介の王様伊勢えびと一緒。羊羹の王様やな」なんですって。そこまで思い入れがあるんやぁと感心しました。ヘタに手を出さない方が良さそうです(^^)

 この夜はOK村さんもおっしゃっていたように、食べ過ぎなくらいご飯を食べ、その後冷凍してあった饅頭を見つけ食べた後ということでお腹いっぱい状態。一切れずつ食べて封印、切って持って帰るというOK村さんにガマンしていただき(^^)、10日ほど先に予定しているお誕生会で食べることになりました。

「お腹を空かして来るで、絶対それまでに食べたらいかんのやんな」と言い残したOK村さん(羊羹食べるのにお腹空かして来るって…)、お誕生会1回で食べきったらもったいない!とする相方。そしてそのせめぎ合いバトルを楽しみにしている人たちが1月30日に集います。くわばらくわばら。

とらやホームページ


One Comment »

  • canana said:

    ハセガワ様。すっかりご無沙汰しています。

    『夜の梅』とらやで一番好きな羊羹でございます。
    勿論羊羹の中でもとらやが一番!!
    ワタシは1500円の細い小さいのを購入しますが、これは思い切って大きいほうが美味なんですよね!!→その昔頂き物で箱入りのサイズを食べてから、自分で買ったら厚みによる食感が違いすぎました~。でも美味しい。
    最近は食べ過ぎないように気をつけて(手元にあるとつい食べるので(笑い))小さくても良いのですがね。

    それでは、又、Tハシを貸して下さいマセ。

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