今宵は友人２人と打ち合わせの主に居酒屋担当ハセガワです。
　仲間を誘って、上げ馬神事で有名な多度町にある酒造会社さんへのバスツアーの企画中なんです。
　ツアー当日のお昼ご飯は桑名の「柿安 三尺三寸箸 柿次郎」でってみんなを誘ったんですけど、ビュッフェ形式らしい1800円のランチは、予約は出来ないと言う事で断念。他の店に変更でみんなゴメンしてくれるやろか？もちろんあらかじめ連絡するんですがドキドキです。フゥ〜

　どこで話をしようかということで、友人のうちモノ知りＡ氏が「ランチならここがおすすめ！」という伊勢市御薗町高向（たかぼく　※たかぶく？）にある中華の店、龍苑（りゅうえん）に行ってきました。行ったのは夜なんですけどね
　Ａ氏は旅館経営・観光協会のえらいさんで、かつ自ら厨房に立つ経験豊かなプロ。この日も昼ご飯は志摩町の料理旅館で食べて来たらしい…伊勢志摩、食の情報の玉手箱です（表現、古っ！）。
　テーマを持ってチョイスをしてくれる彼の本日のテーマは「ゴウがあって安い店（方言：量の多い店）」、いや、そんなに量はええんやけど…まぁシロウトは意見してはいけません、素直に店に向かいます(^-^)

　到着し、駐車場の看板を照らすライトがついてませんよ〜と思いつつ、店に入り小上がりの６人掛けの卓につき、メニューを探索。確かに全般的にお安い。
　Ａ氏によるとオーナーさんはよく知っている方で、いろいろと中華の献立を考案して、定番の料理もいろいろ工夫さているらしいです。メニューにも「健康メニュー」が大きく扱われていたり、それぞれの料理に「肝」「腎」とか書き添えられ、こりゃきっと肝臓にいい！とかのおすすめということなんやろなぁと。
　忙しい時間帯で、話を詳しくお聞きする事は出来ませんでしたが、調理の間にちょっと顔を出して「今日は何の話し合いですか〜？」とかなかなか気さくな方でした。

　まずは料理の前に飲み物だけ頼もうとした時にちょっとショック！
　焼酎の「眞露（ジンロ）」700mlのボトルがメニューにあるのですが、水割りとかの単品メニューが無い。チューハイはいろいろあるんですがね…店の女の子に聞くとオーナー氏に確認してくれ、あっさりダメ出し。
　この日はほぼ一人で飲むことになるメンバー構成で、さすがにボトルはきつい！と焼酎を諦め生ビールをオーダー。まあ結局３杯ほど楽しみ、それはそれでおいしゅうございました。

　料理はまず３品オーダー、さほど待つ事も無くいいペースで出してもらえました。
●麻婆豆腐（500円）
　出て来たとたんに「おおっでかい！」と言葉がもれました。30cmくらいある皿になみなみと盛られています。500円という値段も世間一般からすると安いですよね。少しオイリー、辛さはほどほどで食べやすい。ちなみにメニューには「脾」「肺」と記されています。どんな秘密があるんでしょうか？

●石焼地獄丼（650円）
　石焼スタミナ丼というのもありましたが、刺激的なネーミングにひかれて地獄丼をチョイス…見たところ石焼きビビンバに唐辛子を細く切ったものがのせられてます。グリグリと混ぜて一口…うんっビビンバッ(^-^)おいしい。ネーミングほど極端な辛さではありませんでした、ご安心を！
　この日はオーダーしなかったのですが「地獄ラーメン」というのが名物メニューらしく、１丁目から始まり２丁目３丁目と辛さを増していくということです。次回チャレンジしましょ。　

●あんかけの固焼きそば（500円）
　これも500円ですばらしいボリューム、巨大なのが出てきました。実はワタクシあんまり固焼きそばは食べた事が無いんで、味は他と比べられないのですが、味にこだわりを持つＡ氏のオーダーですので価格を含めてオススメ品なんですきっと。

●焼き餃子（300円）
　柔らか〜い皮に包まれた一口サイズがパリッと焼かれて、とっても美味しかったです。実はこの日一番印象に残ったメニューです。よく隣どうしが引っついて、とる時に皮が破れるのがありますが、龍苑のはそんなこともなくイイ気持ちで食べれました。
　表示は「肝」「心」「腎」であります、やっぱり一回聞いてみやんとイカン(^-^)

　メニューと同様(?)お店の女の子もなかなか個性たっぷりで、細かいところに気は利きませんが(^-^; 愛嬌たっぷりに給仕をしてくれます。そう言えばトイレに行こうと立ったつもりが「ありがとうございました」とさっと伝票を持って近づいてこられ、結局お会計になってしまいました。店を出たあと「彼女、きっと早く帰りたかったんやで」とか笑わせてもらいました。

　なんとも謎がたっぷりに楽しめたお店でした。ご馳走さま！

三重県伊勢市御薗町高向５２３
TEL0596-23-3671
11:00〜14:00
17:00〜21:00
定休日　毎週月曜日

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