「純なお酒」見学ツアー【多度・桑名番外編】後編

　というわけで、桑名の「いまからや」を出て、多度大社にお詣り。身が清まったわけではないと思いますが、いよいよ酒蔵に向かいます。

　大社から酒造まではバスであっと言う間に到着。道から数分歩いてゴールドの浮き出しで[BREWERY]と記された門に迎えてもらえました。「おっハイカラや！」普通に漢字の「細川酒造」を想像していたのでちょっと意外。やっぱりビールの方が主力になってきてるんかなぁと。
　でも入口近くには杉玉が吊るしてあって「おいしい日本酒が出来てますよ！」と教えてくれています(^-^)

説明不要？
　日本酒のタンクが並ぶ蔵にご案内いただき、一同ほほが緩みます。いかにも手作りのテーブルとイスがセットされ、日本酒のビンが並び、つまみの茹でたとうもろこしと枝豆もご用意いただいてます。

　見学も何も「試飲会」のごとくイスにどんどん座って行くメンバーたち、よくあるタンクをのぞかせてもらったりして酒蔵についての説明とかを聞く気が全くない…座りたい・飲みたい！なんと統制がとれた集団でしょう。

　雰囲気を察知してでしょう、社長ご夫妻の挨拶・説明も簡潔にすませていただきm(_ _)m　まずは日本酒で乾杯。テーブルの上には吟醸酒・特別純米酒・特別本醸造酒とラベルの貼ってない大吟醸…実はバスに吟醸酒が積み込んであって「スッキリしてうまいなぁ」とか言うとった面々ですが、やっぱり目の前に、もっとおいしそうなの（と言うか高いの^^）があると誰が決めたわけでもなく、どのテーブルも大吟醸の栓をねじります。あ〜分かりやすっ！

　ちなみにバスの集計で大吟醸を購入した方はいません(^-^)「うんっ、飲み比べてしまうと断然こっちやなぁ」と言いたい放題。スイマセン。
　日本酒の説明能力ありませんので細川酒造ホームページをご覧下さい(^^)

格別に美味しい「最初の一杯」
　続いて社長自らサーバーからビールをついでいただきます。キチンとしたビアグラスなのが嬉しいっす。
　このビールが旨かった！ライト気味のヘレスと飲み応えのあるドゥンケルがあるのですが、ハセガワはヘレスを「スイマセンおかわりをっ」でありました。ホームページに「なにかいい事があった日や特別な日には、格別に美味しい「最初の一杯」を飲んでいただきたい。」という思いからビール製造を始めた！とありますが、まさに格別に美味しかった。
「低温発酵で60日間かけて作るラガービール本来の製法で大手メーカーとはちょっと違う！」という説明が、味オンチなワタクシでもホント実感できましたよ。詳しくは前記のHPで

で、ここからが大変(^-^)。
　実はこの日のメンバー構成は同級生と合唱のお友達。昨日分で紹介したスペシャリティな幹事の企画に乗っていただき蔵の中には簡易ステージが…。有り難いことです。

　まずは女性６人のゴスペルコーラスユニットが今日はしっとりとアンサンブルを聴かせてくれます。「女性の声はやさしくてええなぁ〜」まさにユニット名どおりアプローズ…喝采でした。
　続いて合唱アンサンブル「カンマーコール」のメンバーがステージに上がり、歌いだしたのですがリーダーからのダメだしで歌い直し(^-^)、真剣です。ベテラン揃いのコーラスはシンプルな曲を、美しく多彩に聞かせてくれました。マイクを通さない生声の歌でビール！なんちゅうのは贅沢やなぁ、最高!!!
　そして同級生のギタリストによる弾き語りと歌声喫茶再現(^-^)。よく蔵でのコンサートが催されますが、蔵の中で聴くギターの音や声はやさしい響きが加わるようで、とってもええ感じです。天井の高さとか管理された温度・湿度とかの環境でしょうか、う〜んアンコール！

　いい音楽で和んだあとは蔵の外に出て「カツオの解体ライブ」…なんでやねん！ですが、市場の関係者メンバーがお土産に持ってきたカツオを急遽さばくことになって…結局ほとんどを自分たちで食べます(^-^)
　もちろんワタクシの大好物。氷でグッとシメた捌きたてのカツオは舌がとろけそう。「日本酒に合うぞ」って聞かされて飲み直しです。ウマ〜。
　あと当日が誕生日のメンバーがいて、こちらにはあらかじめ用意した鳥羽国際ホテルのチーズケーキでサプライズのハッピーバースデー。女性幹事ならではの細やかな心遣い…こんなんうらやましいやん(^-^)よかったなぁ

　片付けもろくに手伝わず、アッと言う間の100分間。みなさんお疲れさまでした。こんな酒蔵見学なら毎月でもお願いしたい！（こられたら困るやろな）いやほんと感謝です。

　この後、木曽三川公園を駆け足で尋ね、そこでドッキングして注文したビールを積み込み。そう言やあおそらくン十年ぶりにバスでのカラオケも歌わせていただきましたワ(^^)。
　午後７時過ぎ無事伊勢に到着、大満足のご馳走さまでした。

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