城田神社の御頭神事に行ってきました。(ホットひといき編)
先日は建国記念日。
どうやらあちこちで獅子舞が奉納されたようですねー。
私の実家の方や住んでる地元でも獅子舞が奉納されたと、友人やFacebookで教えてもらいました。
そして私はと言うと、上地町にある城田神社の獅子舞奉納を見に行ってました。
完全にアウェイだったけど、みんなとてもフレンドリーで楽しくて美味しい獅子舞でした。
城田神社の獅子舞を見に行くきっかけとなったのは、ブログにいただいた「上地っこ」さんからの一通のメール。
「伊勢志摩にはいくつもの「御頭神事・獅子舞」の伝統行事がありますが、そのうち私ども、上地町の城田神社の「御頭神事」では大鍋で炊いた味噌味の大根が名物です。それはそれは昔ながらの味です。素朴で力強い獅子舞をご覧になって、その「だいこ炊き」を賞味くださると、今年一年が無病息災!」
(↑上地っこさん載せさせていただきました、すみません。)
…いただいたメールの、大根につい惹かれてしまいました。
だって実家でも住んでる辺りでも、大根炊くのって聞いた事なかったんですよ…。
しかも味噌炊きですよ?
せいぜい醤油味のふろふき大根しか食べた事なかったし。
その後、日時が2月11日であること、だいたいお昼くらいに始まる事を調べて神社に出発しました。
城田神社までは、自宅からだと約10分の道のり。
神社の辺りには張り紙がそこここにしてありました。↓
今年の当番は東組さんだそーです。
鳥居をくぐると一最初に由緒書きが目に入ります。
城田神社は延宝5年(1677年)に産土神とし「農耕の神」「雨の神」「食の神」の社として創建され、1909年(明治42)に近隣の社と合祀して現在の姿になったそうです。
神事で行われるこの獅子舞は上地地区の7組が交代で毎年行い、舞も7種類あるのだそう。
祭礼当日に振る舞われる「大根炊きの味噌煮込み」は、「食することで一年間健康で家族円満でいられる」という言い伝えがあるのだそうです。
さて由緒書きを一通り読んで境内に入ると、いきなり注連縄が山となって積まれています。
お焚き上げをするのだそう。
その横には藁がしかれていたのですが、ここで獅子舞があるのだそーです。
スタートが30分ほど遅れると聞いたので、とりあえずその辺をウロウロしてたら、ありました。
これが本日の主役、獅子頭です。
初めて見ました、大根噛んでる獅子頭。
現代で言うところの草食系です。
獅子頭を見学してふと見ると、煙がもくもくと上がってることがありました。
行ってみると、何人かのオジサマ達が何やら作業を。
その真ん中には、湯気の上がった大きな鍋。
どうやらここで大根を炊いているようです。
フタを開けると、中から茶色に煮えた大根が見え隠れしております。
これがきっと「だいこ炊き」。おお、豪快です。
個人的には、獅子舞が終わってから大根の振る舞い、しかも一人1個ずつその場でいただく…って感じなのかしら?と想像してたのですがどうも違うようでして、鍋の周りには作業されてる方々(東組の方と推測)以外に、タッパーを持ってる人もちらほらおります。
聞いてみると、大根を詰めて持って帰るのだそうです。
私みたいにタッパーを持参してなくても、持ち帰り用にオネエサマ方がちゃんと使い捨てのタッパーに詰めてくれます。
もちろんこの場でも食べられまして、その際は長くて先を尖らせた明らかに手作りの竹の棒(串?)に刺して食べます。
食べるタイミングはいつでもいいみたいだったので私も1つ、串に刺していただきました。
炊きたての大根は、ホクホク!!
芯こそまだ白かったけど、中から汁がぽたぽた落ちるほどジューシーで甘かったです♪
あんまり美味しかったので、お世話係のオネエサマ方に作り方を教わりましたが、特に変わったモノが入ってなくて、オネエサマ曰く「やっぱり大鍋で炊くと美味しいんやろなー」でした。
ちょっとだけポイントは教えてもらったんで、今度それは実行しようかと思います♪
朝の8時から下ごしらえしてたのだそう。ご苦労様です。
このだいこ炊き、ずいぶんと昔からの習わしのようで、隣にいたおじいちゃんのお話によると、「ワシがずーっと子供の頃からやっとるけど、この日の大根が楽しみでなー。あの頃は食べるモンなかったしなー」と話してくれました。
そう言ってると「昔の方が美味く感じた」とか、「いやいや今の方が美味いさー」と様々なご意見が飛び交い、そうこうしてる間に近所の小中学生の子ども達がタッパー持ってきて詰めてもらってたり、串に刺してワイワイと食べてたりと、とにかく鍋の周辺は賑やかでアットホーム。
食べ終わった串を持って、わーっって言いながら走ってく小学生なんて、最近はテレビでしか見た事ない。
(しかもホントに「わー」って言ってました…)
他にも、友達に聞いてたのにタッパー忘れてきて、借りたのにも関わらず「大根が大きすぎて入らんだー」と笑う子もいたりして、みんなとても楽しそうです。
そうこうしてる間に、いよいよ獅子舞の準備が始まります。
藁を敷き詰めた獅子舞の舞台をみんなで踏み固め、藁をたばねた長いモノが用意されます。
これに火を点けて使うようです。
この松明(何て呼んでいいか分からないので)を先頭に、境内にある鳥居を順番にくぐり(参拝経路があったみたい)、舞台に向います。
大きな炎でお焚き上げが始まると、その横の舞台でいよいよ獅子舞。
この獅子舞は、炎に向かって舞われるそうですが、対角線上で見学してても暖かいくらいです、火の近くだともっと熱いのでしょう。
それでもひるまず、15キロほどの重さの頭を支えて舞ってる姿は勇壮です。
舞ってるのは若者。何人かで交代していくようです。
時々、世話役の偉い人が指南しつつ舞いは進んでいきます。
しばらく舞い、指南役のいるコーナー(何て言っていいのか分からない、舞台の角っこ)で止まると、指南役から何やら白いモノが見物客に配られます。
獅子頭の耳の間に付いてる、ポンポンにも似た白い紙の束のようです。
これをいただくと縁起が良いのだそうですが、もらいにいくのは大人より子供の方が圧倒的多数で、みんながちょーだいと手を伸ばしてる様は、微笑ましくて仕方なかったです。
神事はこのようにゆったりとしたムードで進み、毎年夕方4時くらいまで続くのだそうです。
初めて城田神社の獅子舞を見せてもらいましたが、神事はもちろん、地元の人のフレンドリーさにも触れまくって幸せなひとときを過ごさせてもらいました。
教えてくれた上地っこさん、ありがとうございました。ええ神事ですね♪
来年も大根食べに行きます♪
これからもみなさん大変でしょうが、ずーっと続けていってください。
てなワケで、今回はこれにてドロン。
追記。
城田神社の灯籠、片側が月(多分)で片側は太陽(多分)で変わってました。
追記2。
境内に植わってる木の間から、竹が生えてるという珍しい光景を目の当たりにしました。
みんな「これは、珍百景か探偵ナイトスクープに投稿か?!」とざわついてましたが、枯れる前にどっちも投稿しとく方向で!! 誰か投稿を!!!
追記3。
帰り際、トイレをお借りしたコミュニティセンターで見つけました。
練習お疲れ様でした。
お久ぶりっす。
城田神社の神事(←こんな字なんですね。“じんじ”って言っていたから知らなかった)
なつかし—って読ませていただきました。
地元だから、今から40年程前(ひょえーー)に、行っていましたよ~。
大きなお鍋で炊いたものを、竹串に刺して食べました食べました。
柔らかい大根だと、竹串をスルスル途中まで刺さってきて慌てて食べたり。
今では、タッパー持参で行くんですね~。
お社?も新しくなっているし、明るくてびっくり。
昔は、木もたくさんあって、もっとうっそうとした所のように思ったんだけれど、
40年も経つと変わりますねぇ。
Tハシさんのお供で連れて行ってもらいたかったな~(^O^)
ぽん太ちゃんへ。
お久しぶりです!! ご無沙汰してます!!
ちなみに実家の方も「じんじ」って呼んでました。「ん」にアクセント置いた感じで(笑)
なんだ、地元なんだ!!
むっちゃステキでノンビリした神事でした♪
大根、刺して食べてると滑った(笑)
タッパー持参の人、多かったよ!!
今時のお洒落女子小学生も制服中学生もタッパー持参♪
来年はツアー組んで行くー?
ししまいの髪の毛?白いのも[ちょーだーーーい]ってもらっていましたねぇ。
来年はぜひ。なんて、ウフフ(^O^)
ぽんたさん、そうそうみんなワラワラしてて可愛かった♪
来年は待ち合わせしましょ♪
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