松花楼(しょうかろう)の中華でこってり満腹

伊勢の厚生学区の友人と「どこの中華が好き」という話になると絶大な人気なのがこのお店、松花楼。
好き嫌いとか味がどうこうじゃなく、彼らにとって空気や水のように「あって当然のもの」のような雰囲気を感じます。ちょっと大げさかも？…

で、遅い夕食になった夜10時少し前に、明日の胃もたれをちょっと心配しながらおっちゃんお二人と行ってきました。

決して広くない店内は一言で言うと「昭和！」
テーブル・イス・つい立て・カウンターに無造作に置かれているスポーツ新聞etc.懐かし〜い匂いのする情景、テレビで堺正章さんの西遊記をやってそう…(古っ！)
にこやかなお店の方も平均年齢はずいぶん高そうです。

オーダーはまず小エビの天ぷら(750円)・餃子(450円)・やきぶた(750円)、早速「紹興酒(しょうこうしゅ)を燗で」と頼んでる人もいます。

ここの餃子、私の中でも餃子の美鈴さんと並ぶ「伊勢ならでは餃子」。大きめのものが6コ無造作にお皿に盛られて、皮はパリッではなくどちらかと言うとボヨボヨした印象。お世辞にも見栄えは良くないと思うのですが、これがまた「食べて〜」と主張しているみたいに感じてしまうから不思議です。
シャキシャキ感のある野菜がたくさん入ったタネで、そこにたっぷりの油も吸ったジューシーさはとっても危険なおいしさ。今日は「ダイエット」という単語を忘れることにしないと…。
実はその後、野菜炒めやらなにやら、食べて・飲んで中華を満喫し、最後にもう一皿餃子をオーダーし、みんなで分け合ったのでした。(^-^)

あと松花楼さんでみんなでいると必ず頼むのが「チャーハン」。
写真をアップしますが、独特の濃いソースの色がついたもので、味は「こってりさっぱり???」なんか想像できなさそうなへんな表現です、すいませんボキャブラリーが少なくて。
この炒飯とか餃子の独自性を味わうと、このあたりに住む人たちが他の中華料理と「松花楼」さんを区別するのがわかる気がします。要はここでしか食べられない味なんですね。

しんみち商店街にある「おもかげ」というお好み焼きやさんと相通じる印象があるんですが、いつ行ってもそのままにあってくれる…子供の頃お父さんにつれてきてもらったのを思い出すような「変わらないことの嬉しさ・安心感」をもらえるお店なんじゃないかなって気がします。

北京料理　松花楼
三重県伊勢市一之木2丁目3-13
(さくら通り)
TEL0596-28-0909

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