Ken’s庵
和洋だいにんぐ Ken’s庵で「色香美味」
夜、もう9時前になって事務所にやってきた娘さんが「夕飯は昼の残りだけ食べたんで、ちょっとお腹すいとる」とかわいそうなこと言うんでケンズ庵に行ってきました。
お店は、二見街道のJRガードすぐ横、二見方面から来ると見過ごしてしまいそうな場所にあり、多国籍風なエントランスから奥に進むにつれて和風テイストが強くなる感じの独特なインテリアです。
広いお店でテーブル・座敷・カウンターといろんな席があり、今日は2人ということで初めてのカウンターをすすめてもらいました。目の前は一升瓶がズラ〜っと並んで壁になってます。お店の方はその壁の向こうで忙しく動いてますが、コミュニケーションをとるのはちょっと難しい状態っす。
最初料理メニューかと思った厚いメニューがドリンクだけのメニュー…特に焼酎は70種類とすごい品揃えです。「百年の孤独」とか珍しい焼酎もありました。
私は飲みやすい麦焼酎の「中々(なかなか)」ファン。ちょっと宣伝ですが仲良くしてもらっている鳥羽の酒のお店もりしたさんでいつもいただいています。
話がそれますが、ここはへんなプレミアをつけずに売ってくれてて、中々とかをインターネットで検索してでてくる価格の話になると「そんな商売しとったらいかんわさ」と言い放つ、オトコっぷりのいい女将さん(!)→がみえるお店です。
たぶん「百年の孤独」も2,800円位で買えます……が、入荷数が少ないため順番待ちで1年くらいかかりそうとか言ってた気がします(^-^)
で、ken’s庵ですが、料理は和の料理が中心で洋風メニューと沖縄料理がバリエーションを広げてる感じのメニュー構成です。
今日オーダーしたのは、
●温泉たまごのカルボナーラ(980円)
●樹鶏地鶏の朴葉味噌焼き(880円)
●いいだこの唐揚げ(580円)
●とろろグラタン(850円)
オーダーストップが10時ということで9時過ぎの入店では追加のオーダーまで至りませんでした。ちょっと少なめの注文です。
まず出てきたのがいいだこの唐揚げ、姿揚げとでも言いましょうか、そのまんまタコです。なにせ料理が出てきて娘さんが発した言葉が「あっかわいい」です。タコにしたら今から食べられるのに「かわいい」と言われてもなんでしょうが、これが一口サイズで食べやすく、柔らかくて、とても美味しかったです。量もたっぷりで「本日のイチオシ」です!
続いてカルボナーラですが、最初フォークがついてなく、てっきり忘れてるんだと思い、普通に「すいませんフォークを下さい、できればスプーンも」とお願いし頂いたのですが、実はここでは基本的にお箸で食べる設定だそうで、「へぇ〜」でした(^-^)。
試しに箸で食べてみましたが、細いうどんか〜って感じで、やっぱりフォークの方がええなぁ…しばらく娘さんと「なんで箸やと思う?」と話してたのですが、そこでの推測結果は、居酒屋さんだけに、多人数で取り分けて食べる場合が多く、そんな時にフォークとかを用意するのが面倒なんかと違うかな?となりました。違ったらゴメンナサイです。
樹鶏地鶏の朴葉味噌焼きは、テーブルで網焼きしながら頃合いを見ていただきます。炭で焼いておいしさアップ。遠赤外線効果ですか? お肉はもちろんですが、朴葉に残った味噌だけでもステキなつまみになりました。これも2品目の「本日のイチオシ!」ってなんのこっちゃ。
ところで「樹鶏地鶏」って初めて聞いた名前だったんで、後でインターネットで検索してみたらば、少なくともネットでは日本中でKen’s庵さんだけが使っている言葉のようです。「樹鶏」は、きくらげのある種類のことをさす場合が多いらしいですが、「とさかに似たきのこに似たとさかの地鶏」なんかな?中国(china)関連の文章とか中心にいくつかヒットしたんですが正体がわからず、変に気になってる鶏好きの私…今度聞いてみよう。
最後に出てきた「とろろグラタン」は塩分控えめな味付けで、他のメニューが濃いめの味ばかりオーダーしてたし、さかえ(伊勢のワカモノが多い居酒屋さん)の伊勢芋とろろ焼みたいなのを想像していた娘さんにはちょっと人気なかったかな?私にとっては全然オッケーで、おかげで全部おいしく頂きましたよ!…他の空いたお皿をひいてくれる時に1/3くらい残ってたグラタンもひいていかれそうになって、ちょっと不遇なメニューでした。
個性的なメニューもお酒もたくさんの種類があって、もっとゆっくりしたいお店でした。早い時間から余裕を持ってまた来ま〜す。ご馳走さまでした!
和洋だいにんぐKen’s庵
三重県伊勢市神久2-5-67
TEL0596-27-3005
営業時間
17:00〜23:00(L.O.22:00)
定休日 月曜日
(但し祝日の場合は火曜日)
駐車場 25台