板前料理 いと川
「いと川をレポート。ホントは隠れ家にしておきたいんですけど…」
ホットメニュー居酒屋担当「H」です。今回は伊勢市御薗町のコメリホームセンター(旧ミスタージョン)から少し北側にある居酒屋「いと川(いとかわ…ある資料で「いとがわ」ってなってましたからそうかも…)」におじゃましました。
4人で集まったんですが、私以外はカバン屋さん、ブライダル関係、居酒屋さんという異業種交流!一番好き嫌いが多かったのが居酒屋さんの若旦那というのがなんか面白い。
魚ニガテ、お肉ダメ…ってどんな店しとるんかいな?…って思いますよねぇ、それが以前ここにもレポートしたおいしいお店(一応、店の名前は伏せときます^-^)で、きっと苦手な素材を活かせるのは、素敵な奥様をはじめとするご家族やスタッフに恵まれてこそ完成できる技なんでしょうね、これも人徳やなぁと感じた次第です。
いと川さんは、10席くらいのカウンターとテーブルが2卓、奥に座敷が2卓のこじんまりした居酒屋。大将と奥さんにアルバイトの女の子が忙しそうに動き回っています。
以前、大将さんとお話をしてて「私のすごく世話になった先輩で糸川さんという方が(そのころの)紀勢町にいます」と糸川つながりで何の気なしに話したら、その方と同郷で仲の良いお知り合いだということがわかり、小さめの目が(失礼!)なくなるくらいニコニコと、そして延々と(^-^)地元の話をしてくれました。
それ以来、ふるさとを愛し、魚を愛する大将のつくる料理は私にとっておいしさ2倍なんです。
さてオーダーは
■サンマ梅煮(350円)
つき出しで出て来てとっても美味しかったんで、聞いてみたら単品でもありました。たれがこれ以上しみません!っていうぐらい身の奥までしみ込んだサンマのブツ切り、食べなおしてもやっぱり美味しい、おまけに安い!
■海老しんじょう(650円)
山芋を使ってあるんでしょか?後でどんな風に作ってあるのか聞こうと思ってたんですが、悲しい酔っ払いのサガ、聞きそびれてしまいました。たぶん少しつぶした海老をつなぎを使って丸め、揚げてあるんですが、海老の食感も残るあつあつのあげたてにレモンを搾って…最近食べた海老の料理ではダントツに美味しかった!
■穴子玉じめ(700円)
こぶりな鉄の鍋に穴子はもちろん野菜やきのこをたくさん入れて出汁で煮込み、最後にたっぷりのたまごでふわりとしめてあります。納得の700円!手間かかりそうな料理を「もう1つ追加で〜」って御免なさい!でした。
■豆あじ唐揚げ(630円)
ちょっと心が痛むくらいのちっちゃなアジ…つまみの乾きもの感覚で頭からポリポリいただきました。
■米なす田楽(630円)
半熟の目玉焼きとグリーンアスパラがのってます。目玉焼きとの取り合わせって珍しくないですか?たまごの黄身って、なんでこんなに料理をおいしそうに見せるんやろ〜。しかし、ちょっと話し込んでいる間にブライダルさんがあっと言う間に平らげられて、ご相伴にありつけず!でした。
(^-^;
他に頼んだのは
■だし巻きたまご(370円)
■あさり酒蒸し(650円)
■冷や奴(300円)
そして偏食君用に■魚抜きのスペシャル太巻き寿司…注文時、イカは食べられることが判明!胡瓜と玉子とイカと…って中身指定できる太巻きって初めてでした。いくらやったんやろ、これぞ「時価」って感じですね(^-^)
印刷等で定型のメニューを作らず、コンパクトなホワイトボードにその日のメニューを一品ずつ書いてあるのが「いと川」のコンセプトそのものなのかも知れません。
アルバイトのお姉ちゃんもきっぷがいいと言うか、「今日の米なすはイイですよ!私みたいに丸々してます!」とか近所のおばちゃんみたいな可愛らしさ(?)。彼女のおかげでおいしさ3倍になった気分でした。きっとオーナーさんの雰囲気が伝染するんでしょうね。もちろんそれは私たちにもうつり、たくさん食べて飲んで笑って…幸せな気分で、ご馳走さまでした。
板前料理 いと川
三重県伊勢市御薗町大字王中島773
TEL 0596-36-0804