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地域ブランド調査とあわび

2010 9月 18 2 Comments

アワビです
 ここしばらく、痛風のあいも変わらず強烈な痛みと闘っていたハセガワです。いろいろなことをするのに能率が10分の1くらいに落ちるのと必然的にひきこもってしまう1週間を過ごしました。自己管理ができてないっちゅうだけのことですが…情けない。
 徐々に快方に向かっている中、目を引かれたニュースが「地域ブランド調査2010」
「全国3万人のアンケートによる自治体のブランド力評価」ということで県・市のイメージ評価って感じのモノです。詳細な報告書は約50万円!で販売されることですが、サンプル数が多めでそれなりに信頼性のある調査だということでして、ちょっとだけデータが公開されていますので見てみますと。

■47都道府県の魅力度ランキング

「旅行に行きたい」「住んでみたい」等の総合的なものらしいのですが「三重県」は何位ぐらいだと思いますか?
 まず1位は北海道、2位京都、3位沖縄、4位東京、5位奈良…え゛っ奈良?失礼ながらちょっと意外でした。せんとくん効果?。
 以下見ていくと12位に静岡、19位に愛知、23位和歌山、岐阜31位と、まだ出てきません。実は三重県は「34位」山梨・福井・島根あたりと同じくらいで、ポイントとしては1位の北海道68.9ポイントに対して約1/6の11.4ポイント!残念なような、納得してしまうような。

■次に市(区)のランキング

 1位札幌、2位函館、3位京都、以下横浜、小樽、神戸、鎌倉、富良野、金沢、長崎がベスト10…北海道強いですねぇ。で、ず〜っと見ていくと36位「伊勢市」、釧路や高山と同じあたりですが健闘してる感じ。パワースポットとかいろいろ取り上げられている効果でしょうか?ま、日本が神道の国だった第二次大戦前に調査したら、ベスト10くらいに入ってたかも知れませんね。
 続いて92位に「志摩市」志摩は3年くらい前に「大幅に認知度がアップした市ベスト10」の全国7位に入ってました。詳細な調査までは読めてないので何が原因なのかわかりませんが、海女さん・温泉・フグとか情報発信頑張っていますもんね。
 100位までの発表なんですが96位に「松阪市」が来てます。松阪は南三重への分岐点だったり商工業も元気な町ですが、全国的な知名度を引っ張っているのはやっばり松阪牛ですよね、なんと言っても美味いもの!肉でランクイン…ブランド力絶大です(^^)、あ、西野カナさん効果もアリ?今のシングルは「if」ってウチにとってなんかうれしいタイトル。応援しています!
 鳥羽が入ってないのは残念ですが、ザッと見て松阪・伊勢志摩のように隣どうしの3市が入っているエリアは他に見あたらず、この地域の認知度というか潜在能力の高さを感じました。
 今、Tハシさんともども伊勢市の観光協会で情報発信のお手伝いをさせていただいています。発信する方としてはつい行政単位でまとめようとしてしまいますが、やっばりなんとか松阪・伊勢志摩をセットで発信していくべきやなぁ!と思う次第です。
リンク こちらでPDFが公開されています
リンク こちら総括

そんな松阪・伊勢志摩の特産の一つアワビがやってきた

 痛風真っ只中のことですが、アワビが3個、ウチにやってきました。
 おばあちゃんちが「ちょっと縁があって買った」ということで、一緒に食べようと持ってきていただいたのが、最初の写真です。今回のは大きかった!1個三百何十グラムとか言われてました。
 身が黒っぽい黒あわび(そのままやん)と赤あわび(白あわびとも言うらしい…紛らわしいったら^^)がいたのですが、両方を刺身とバター炒めで味わってみよう!ということとなり調理開始。
 殻から身をはずすのはワタクシの役目で、インターネットで外し方を調べ、痛い足をひきずりつつというかケンケンしてキッチンへ。

貝殻から身を外す道具 まずは塩をたっぷりつけて身の裏っかわまで指とたわしでモミモミゴシゴシ、次に冷水でしっかり塩を落としていると、グッと身が締まってサイズが2/3くらいになる感じ…少し残念?!
 殻から外すのにおばあちゃんの用意してくれた道具は、サビサビのどう見てもタイヤをホイールからはずす器具です(^^)ホームページにはスプーンやナイフでってあるんですが、もちろんこの道具を使いました…これを殻のなだらかなサイドの裏側から、奥にあるワタ(内蔵)を傷つけないようやさしく?こじいれているとわりと簡単にはずれます。
 あとは口の部分やワタを切り取り、さらにワタをエンガワ部分と黒っぽい肝にわけて下処理完了。ワタクシの仕事はこまででやっと椅子に座れます。
 しばらくするとバターの香ばしさとともに食卓にバター炒めと刺身が揃いました。もちろんお酒はダメ期間中でおとなしくご飯のおかずとしていただきます。
バター炒め
 熱々のバター炒めは期待と信頼を裏切らないおいしさ(^^)黒も赤もごっちゃになってますが旨さてんこ盛り。
 次に赤黒食べ比べの刺身。一般的に黒の方が肉厚で歯ごたえが良く、高級品という扱いですが、ワタクシ的には刺身にするのなら赤の方がず〜っとおいしい。
アワビの刺身
 手前の白っぽい赤あわびは身が柔らかくて、ちゃ〜んと噛んで味わえるのですが、黒は頑張って噛み切ってもなかなか味がでてこない感じ。と、どこかのホームページを見てたら『「赤あわび」はやわらかく、お年寄りに好まれ…』って、すいませんお年寄りです(^^)
 みんなの意見も一致して、結局黒あわびの刺身はバター炒めに加工され、おいしくいただきました。
 夏とともに鮑の旬もおしまい、次は伊勢エビの季節がやってきます。
 今度は伊勢エビがやってくるといいなぁと思いをはせるハセガワです。
 いやぁ貴重な食材、ご馳走様でした。


2 Comments »

  • Sonoda said:

    if ハセガワ 様

     Tハシ様のそれと共に、いつも興味深い記事アップ、とても楽しく拝読させて頂いております。

    それはさておき、痛風で苦しんでおいでのご様子、ひとごとではございません。私は未だ発症に至ってはおりませんが、それは単に時間の問題かと思っております。

    美味しい食べ物、詰まる所は尿酸の元である核酸の過剰摂取なのでしょうが、誰にとってもそれは止められません。美味しく食べることが生きている証なのですから。

    伊勢志摩の海幸山幸の新鮮さ、そしてその豊富なこととそしてそしてその美味しさは、県外に放り出されてしまった者にとって、ある時に改めて知る一番の望郷だと思っています。

    本日、都内で「伊勢志摩ふるさと交流会」なるものが開催されまして、私も参加させていただいたのですが、何か心にモヤモヤしたものを残したまま帰宅しました。

    故郷で頑張っていらっしゃる方々が一番御苦労されているはずなのに、外に出た人間がとやかく言えることなのだろうかと。

    間もなく伊勢エビの季節でございますね。
    今年も千葉などに負けることなく日本一の漁獲高を。

    伊勢に行ってみたい。お参りしたいと思う人は年齢にかかわらず大勢いらっしゃいます。

    どうか、美味しい情報の発信をお続け下さいませ。

  • if said:

    Sonoda様コメントありがとうございましたハセガワです
    痛風の特に初回発作は、今思い浮かべても冷や汗が出るほど、痛かった記憶が心に刻まれています。
    痛さがやわらいだのか、慣れなのか定かではありませんが、
    最近の痛さはそこまでいかないのですが、それもいいのか悪いのか?
    くれぐれも発症しないようご自愛下さい。

    私も学生時代、4年間世田谷あたりで過ごしたのですが
    都会の魅力に後ろ髪を引かれつつ、都落ちした身です(^^)
    まだ若く、1年ほど伊勢に帰らずにいても
    「あれが食べたい」とか「宮川で泳ぎたい」とかほとんど感じなかったのですが
    先日3泊4日で沖縄に行っただけで、
    「普通の刺身が食べたい」「やっぱり伊勢志摩の食材は美味いよねぇ」
    と思うようになってしまいました。年のせいでしょうか?

    「伊勢志摩ふるさと交流会」についてはこちらの新聞でも報道されていました。
    先輩の方と参加されたんですね、ご苦労様でした。
    「とやかく」も故郷を思う気持ちの強さゆえではないかと…
    発信側の独りよがりにならないよう、外からのご意見も大切にして
    情報や方法を考えていかないといけませんからね。
    Sonodaさんもご意見やアイデアがありましたらぜひ教えて下さい
    Tハシさんは伊勢市観光協会青年部の「えらいさん」ですので
    そういった情報にアンテナをいっぱいにひろげておられます…
    150人ほどの方が集まっていただいたということ、
    こちらから参加した方もおられるようですので、内容等教えてもらうようにします。

    伊勢エビは解禁になってもやはり高級食材。
    ほっとメニューは地元の高級なお店や高級食材のレポートを
    苦手としているところが申し訳ないのですが(^^)
    生活に近い情報で満たしていきたいと思っています。
    コメント&激励ありがとうございました。

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