◆ホットひといき(大王崎灯台)
ただいま、腰痛持ちのTハシです(泣)
家事をしてて肋骨にひびが入ったと嘆く友人に「大変やなぁ…」なんて言った数日後に、まさか今度は自分がちょっと重いモノ持っただけで腰を痛めるとは思ってませんでしたよ。
痛み止めの注射と薬と大人しくしてる事で、ちょっとずつラクになってきましたけど、一時期は車の運転もままならず、ホンキで焦りましたよーっ。
私信ですが、DVDやマンガや食べ物の差し入れ、病院までの付き添いしてくれた友人たち、時間をくださった代表、心配してくださった皆々様、ホントにありがとうございました!!
復帰した暁には、重労働以外で(←ここ重要)お返ししていきたいと思っております☆
さて、落ち着いて座ってる時間もちょっとずつ長くなってきたので、ちょこっとブログを。
先回の続きです。
休日に鰻を食べると言う贅沢をした後、じゃあ志摩でも行こうとなった2人。
どうせなら、志摩は志摩でもあまり行った事のないとこにしよう。
そうだ、灯台に行こう!!
私、旅に出ると高いとこ(タワー)に行くのが好きだと書いた事ありますが、そのルーツなのが、大王崎灯台(通称・波切の灯台)。
まあ、色んな思い出が詰まってもいるのですが、今は三重にいない方の妹と一緒に住んでた時、時間があるとよく2人でドライブに来てたのです。
そういや、ここ最近来てなかったなぁ?
その話をしたら、同行の友人は何と「え、行った事ないよ?」とビックリ発言をしたため、ほんなら行こやーとなりました。
しかし、波切の灯台を知らんとは…。
そんな人、多いんかな?
何て言う私も、途中までは安乗の灯台と場所をごっちゃにしておりましたけど(恥)
新緑の濃くなった伊勢道路を走り進む事1時間ほど。
車は大王崎に到着です。
さて、大王崎の灯台をよくご存知でない方にちょっと説明を。
元々、大王崎の海域は暗礁・岩礁が散在してため、航海上の難所だったのだそう。
そのためか昔から、大王島には「だんだら法師(だんだらぼっち)」という鬼が住み着いて沖合いを通る船に悪さをしたと言う伝説があり、その鬼を驚かせ鎮めるために大わらじを作って海に流す波切の奇祭「わらじ引き」が行われるようになったのだそうです。
灯台が作られるきっかけになったのは、大正2年と6年に起きた大きな海難。
大正15年に灯台建設に着工、昭和2年に完成して、この難所に灯りが灯ったのだそうです。
尚、日本には一般公開されている(参観灯台)灯台が15基あるのですが、ここはその中の一つなのだそう。
平成10年には日本の灯台50選にも選ばれたり、小説の舞台になったり映画の撮影が行われたりと、調べてみると日本でも有名な灯台のようでございます。
そして灯台のあるこの風景が美しいと多くの有名な画家が訪れて絵筆をとったため、大王町は平成8年に「絵かきの町」を宣言したのだそうです。
そんな風光明媚な大王崎。
波切漁港の辺りでは数件のお店があり、干物を販売しております。
道路の端っこ一面に干してある干物を、お孫ちゃんをおんぶしたお店の人が世話してたりします。
これがまたのどかな風景で。
それと、皆さん気さくで、一つ話しかけると三つは返ってくる感じで会話がそれはもう楽しい。
ここでうっひゃっひゃっと、おばちゃんと話してるのも楽しいものでございます。
灯台に行くには、坂をのぼっていかないといけないのですが、その坂の脇にはお店がずらりと並んでおります。
真珠屋さんと干物屋さんが多いかなぁ?
お店の前を通るたびに、「寄ってってえな」の声や美味しい匂いに誘われそうになります。
道中、友人と大受けだったのが、この看板。
「買ってね!!」は普通だけど「ほしがってね!!」って(笑)
最近のだんだらぼっち、ええ感じやなぁ!!
と、楽しい坂道の終わりに、灯台が見えてきます。
随分キレイになってて(昨年改修したらしい)、灯台の隣には大王崎灯台ミュージアムなんてのまで建っております。
寄付金と言う名前の参観料は中学生以上200円。
施設としては安いです。
真っ白で美しい灯台。
中は当たり前ですが狭く、螺旋階段がグルグルと続いています。
終わりが分からないので、下手すると三半規管にダメージがきそうですが、途中海猿(!!)が応援してくれます。
しばらくグルグルと回った先には、こんな素晴らしい景色が広がります!!
と、ホントは威張って言いたかったんだけど、この日は曇りの上に黄砂だったので見晴らしはやや悪し。
それでもこの景色!
パノラマです!!
地球を円盤状だったと勘違いした昔の科学者の気持ちが分かります(笑)
灯台は狭いので、みんなで道を譲り合ってグルグルと回りますが、その一体感みたいなのも楽しいです。
そうそう、「海の「もしも」は118番」。
憶えておきましょう♪
しかし、現役の施設をこんなにじっくり見られるのってなかなかない事です。
またグルグルと回って地上に降り、次に行ったのが隣の大王崎灯台ミュージアム。
灯台の魅力を再発見するのがコンセプトのミュージアムで、館内は「導入ゾーン」、「灯台ゾーン」、「地域ゾーン」に分かれております。
一番興奮したのが、「導入ゾーン」のパノラマルーム。
大王崎灯台建設当時のレンズ「第四等フレネルレンズ(灯台や投光器などの照明系レンズなどに用いられるレンズ。今はLED灯器が使用されている)」で夜の灯台を体験できるのですが、これがもう萌えて萌えて仕方なしっ!!
何度も光らせては「うおーっ♪」、太平洋戦争時に機銃掃射攻撃を受けた弾痕を見つけては「うおぅっ!」、止まったレンズを見ては「おおう、ザクだよ、ザクの目だよっ♪」と訳の分かんない事言って興奮しては「うおーっ♪」。
その間、もちろん何度もシャッターを押し、結局ここで30分は居座っておりましたが、だって鼻血が出るほど幸せだったんだもの、悔いなーしっ!!
その後2階に行ってからは、自分の好みの灯質を探したり(固有の光り方の事)、美しいレンズやライトを見つけては再び「ふおーっ♪」と興奮したり(単にガラス物フェチ)と、そりゃもう楽しい時間を過ごす事ができました。
そうそう、県外のぼれる灯台で三重に近いのは、和歌山県の潮崎か静岡県の御前崎灯台のようでございます。
私個人としては、島根の出雲日御碕灯台かなぁ。
だって、シュッとした男前なんですもの♪
と、興奮しすぎてクタクタになった後は、灯台の麓にある干物屋さんで真珠の貝柱の串焼きを食べ、かわはぎの干物(肉厚で美味い!!)購入して、大満足で大王崎を後にしたのでありました。
なかなか地元の人は近過ぎて行かないかも知れませんが、全国で約700基ある灯台の中でのぼれる灯台は数が少なく、しかも今は震災のためにのぼれない灯台もあるので、大王崎灯台はとても貴重な参観灯台の一つです。
近くには公園もあるし、家族連れでもカップルにも楽しめると思います。
興味がある方はぜひ!!
お金かかんないし(下にある民間駐車場300円)、GW明けのお財布には優しいよん♪
追記。
ダンダラボッチの足跡だけ見たかったっ!!
大王崎灯台のサイトはこちら→☆
参観に関する問い合わせ
社団法人燈光会
大王埼支所(大王埼灯台)
TEL:0599-72-1899
参観可能時間
朝九時〜夕方四時まで。
年中無休
こんばんは(^^ゞ。。。。
大王崎の灯台は私は多分、1993年頃かなあ、、、一度だけ行った記憶が・・・。
確か、午後5時前頃で、見学締め切り寸前だったので、無料だったような(^^)。
灯台にのぼって、雄大な太平洋を眺めたのは今でも印象に残ってます(^_^)v。
あと灯台に続く沿道で、サザエを焼いた匂いがなんとも良い雰囲気だったなあ。
おはようございます。
Tハシさん、お身体大切にしてください。
要ですもんね。
天気が良くて空気が澄んでいると富士山も見えるんでしたっけ?
焼きたらこさんへ。
こんにちわ!!
1993年頃って…、記憶力に驚きました!!
この日はお天気が良くなかったけど、灯台から見る景色はホント、雄大です。
ぼーんやり見てしまいます。
その頃からはきっと、随分変わったと思うので、時間のある時にぜひ行ってみてくださいませ☆
季柳さんへ。
ありがとございます。
気を抜くと腰は痛めてしまうので、これからは気をつけなくては。
富士山が見えるのかは分からないけど、条件が揃えば見えそうな感じでした。
ご無沙汰してます。大丈夫ですか?
腰痛をなめると後でえらい目にあいますから(経験者なので(^_^;))
お大事にして下さいね。
さて人生今までで灯台と言う所へ行った事がない私・・。
行ってみたいんですが、螺旋階段がメチャクチャ苦手なんです。
途中で気持ち悪くなるし、降りる際めまいがします。
今まで何度も断念してきたんです。損してますよね(汗)
れーこねえさんへ。
コメントありがとーございます!!
ご無沙汰してますっ!!
腰痛、なめたらダメですねぇ…。
今は大人しく病院通いしております☆
灯台、上ってると確かに私でも軽く酔います(笑)
三半規管が弱い人には苦手かもですねぇ。
でも、螺旋階段が弱かったら違うタワーとかに上ってみて
高いとこの景色を楽しめばいいかと!!
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