以前、先輩と友人達と共に、次回のランチ計画を練ってた時の事。
何かの拍子で鯛焼きトークとなり、（ホントにきっかけは不明）先輩に
「しんやって言う、美味しい鯛焼き屋さんが三雲にあるのよ〜☆」
と教えてもらいました。
話を聞くと、どうやらそこの鯛焼きは、松阪市民のオツカイモノ用としても重宝されてるらしい。
丁度その話の前々日辺りに、全く別の友人からも「松阪には、しんやって言う素晴らしく美味しい鯛焼き屋がある。」と聞いてまして。
「えっ、知らんの?」「うん、知らんけど?」「へ〜、伊勢の人は知らんのかなぁ?…すっごい美味しいのに。」「…」
てな会話がありまして。

私、あっちとこっちの鯛焼きトークで置いてきぼり?
ひょっとしたら知らんの私だけ?
伊勢市民は、「鯛焼き」「オツカイモノ」と言えば、西岡のたいやきと違うん?
などとグルグル考えてても仕方ないので、先輩とのランチの後で、ちょいと買いに行く事にしました。

ちなみに、このお店で鯛焼きを買うには、予約しないと売り切れる場合があると言う事。
鯛焼きに予約かいっ!とちょっと心の中でツッコミ入れてましたが、一枚ずつ焼いてるので時間はかかるし、みんな一度に何十枚と買っていくので、当日買いに行って「ありません」なんて事はしょっちゅうなんだって。（あ、これは豆知識ですが、1枚焼きの鋳型で1枚ずつ焼いてるのは天然モノ、一度に何枚も焼ける鯛焼き機でまとめて焼いてるのを養殖モノと言うらしいです。）
しかし何十枚って…。一人何枚食べるん…。
と思ったものの、実際私達も自分たちの分と、友人家族の分と…と計算していくと予約枚数はあっという間に15枚に膨れあがり、そりゃ予約いるなぁと納得した次第です。

そして当日。
美味しいランチを食べ、岩盤浴に行き（これでランチカロリーとプラマイゼロって事で☆）、いよいよ三雲へレッツゴー（古っ）です。
ところが、気が付くと道が分からない。
私の車はカーナビ付いてないし、方向音痴だし（カーナビつけろよ…）、そのくせ地図チェックしてなかったのゴメンナサイな私のために、先輩が仕事中のオット様に電話して道を聞いてくれました。
あぁもうホントにスミマセン…。
場所は、バイパスを松阪から三雲方面に進み、曽原町の歩道橋を右に、最初の曲がり角を左に行くとお店がヒョコンと見えます。
「三雲地域振興局」を知ってたら、ほぼ苦労知らずです。

お店は小さいのだけど、駐車場はいかにも鯛焼き待ちの車が数台。
何とか車を停めてふと前を見ると、お店の方からビニール袋を持ったオジチャンオバチャンが出てきます。
何か袋大きすぎて、鯛焼き入ってる袋に見えないや…と私もお店の中へ。
店内にはテーブルが2席あり、小学生グループとおじいちゃんグループがノンビリと鯛焼き食べてました。
入って右手に鯛焼き受け渡しコーナー（何て言ったらいいか分からない）があり、中では恰幅のいいオバチャンが忙しそうにしています。オバチャンに「あの…●時にお願いした●●（先輩の名字）ですが…」と恐る恐る言うと、「はいはい、ちょっと待って〜」と愛想の良い返事。
「え〜っと●●さんとこは、3・3・5・4に分けて包んどいたらええんやなぁ」
とまず小分け（?）に紙で包んでくれ、（これは先輩が予約時にお願いしてくれました☆）、それをビニール袋にまとめて入れてくれます。
そうそう、しんやの鯛焼きは1枚100円。
後、鯛焼きって普段は1枚とか2枚買いなんで気づかなかったけど、15枚とかいっぺんに買うとスッゴイ重いです…。

車に戻り、先輩と苦労して（苦労したのは先輩だし…）買いに来た特権として、まずは焼きたてを1枚。
ここの鯛焼きは、皮が薄くてパリパリで味があって、鯛焼きの端っこから端っこまでアンコが詰まってて、しかも甘さ控えめでホント美味い。それ以上にビックリしたのは、香りが良い事。
何に似てると言えばいいか…?
ホットプレートでホットケーキ焼いた時に、隅っこにちょっと残ったカリカリ部分の香りに似てると言うか、とにかく卵っぽい・甘〜い・香ばしいを全部足したみたいな香りです。

この香りは、友人宅に鯛焼きを届ける間ずっと残ってまして、車を乗り降りするたびに、「うわっ鯛焼きの匂いっ!」と一人で騒いでました。鯛焼きのためだけに三雲まで来るには、伊勢在住の私にとってはちょっと遠いけど、ホントに美味しかったです。
でも!
伊勢の鯛焼きだって負けてないはず!と言う事で、次回は伊勢の鯛焼きです。
ご馳走様でした!

しんや
松阪市曽原町三雲地域振興局ウラ
0598-56-5221
営業時間
11:00〜18:00（売り切れ次第終了）
毎週月曜・第2、第4火曜定休

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