私が子供の頃は、プリンとかババロアなどの洒落たお菓子なんてありませんで（学校近くの駄菓子屋世代）。
ばあちゃんのエプロンのポケットから出てくるかりんとうや黄金糖（知ってる人は同年代かお婆ちゃんっ子かと…笑）で育った事もあってか、柔らかくて歯応えのないお菓子にほとんど興味がなく、どちらかと言うと、せんべいだの鯛菓子（!!）だのマコロンだのの和菓子系がいまだに大好き。

オホホとケーキを食べるより、羊羹を1本食いする、そんな大人になってしまいました。（ダメじゃん…）

もちろん、カフェのランチとかでついてくるプリンは食べるし美味しいと思うんだけど、買って食べる回数は限りなく少ないのが現状。
それでも最近は、山村さんちの季節限定プリンを楽しみに食べるようになってきましたが。
（毎回色んな味で楽しい。）

先日、「蔵deらーめん」でランチをした時の事。
大好きな信州味噌炙りチャーシューラーメンを堪能した後で、糀屋さんに立ち寄りました。
糀屋さんの店舗は、パスタ屋さんの敷地内。
ここにはお醤油や伊勢うどんのたれ、お味噌などが販売してるのですが、この時の私の目当ては「糀」。
今流行の調味料「塩糀」を作ってみるのに、ここなら糀屋さんで作った糀が販売されているのではと思ったのです。
が、残念ながら販売されておらず、帰ろうかと思ったその時に見つけたのが「みたらし風プリン」。
お店の冷蔵庫にちんまりと入ったプリンは、ビンも包装もシンプルでそれがまた可愛らしく、つい3個ほど購入してしまったのでありました。

ちなみに1個、240円でした。（割引してた）

さて、さっきも言ったけどシンプルな外観のプリン、持って帰って写真撮って、改めてしげしげと眺めてみてもやっぱりシンプル。
見た感じ、底にカラメルが敷いてある雰囲気があまりなかったので、逆にどんなか気になりますが、それにしても華やかさとはかけ離れた見た目。
いや、奥ゆかしさ。

手作り感あふれるテープをはがし、フタを取ると出てきたのはなめらかな表面。
気泡が入ってなくてキレイです。
スプーンですくって1口食べてみると、そのなめらかさに驚きです。
舌に触るのは何もなく、どうやって漉したのか教えて欲しいくらい舌触りがなめらか。
ツルンじゃないなぁ。トロリと口の中で消えてく感触でしょうか。
そして、とても濃い味わいとなっておりまして、見た目とのギャップにちょっとビックリしました。

で、何がこんなに濃いのかしら?と考えてたら、このプリンの特徴は底にあるカラメル部分にもあり。
無添加伊勢味噌の樽仕込み時に少量摂れる「たまり」を使用されているのだそうです。
だから、「みたらし風」なんですね。
でも、食べてて「たまり」を感じさせるとこはなく、濃厚なカラメルと言った感じ。
これ、美味しい!!
以前、どっかで「アイスにかけるお醤油」を見た事があったけど、自分で作ったプリンにぜひこれをかけたい!!
と、ちょっと思ってしまいました。

まあ、それならここで購入した方が確実に美味しいって話なんだけど。

美味しいし栄養価も高いし、なめらかで喉ごしもいいから、今からの季節に風邪引いた時にもいいかもー☆
後、これだけしっかりとした風味だったら、濃い系好きの私の食後のデザートにもピッタリだわーと思ったのでありました。

良かった、伊勢で好きなプリンがこれで2つできたわー。

糀屋さんのサイトはこちら→☆
糀屋
伊勢市宮後1-10-39
TEL　0596-65-7050

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