いかだ荘山上
「いかだ荘山上」で牡蠣・カキ・かき
以前書いた、「ドーファン・イーブル」のブイヤベースと同じく、私の中で冬にかかせないものと言えば「牡蠣」。
牡蠣、大好きなんです。子供の頃には、あんなに苦手だったのに。
と言うわけで、冬になると、居酒屋で必ず牡蠣料理を食べる私。でも、やっぱり物足りない…。
そんな私を可哀相に思ったかどうかは分かりませんが、友人が牡蠣づくしに行こう!と名乗りを上げてくれました。
そして、お店まで予約してくれました。ありがとう〜友人!
で、今回お邪魔したのは、磯部町的矢にある「料理旅館 いかだ荘山上」。
牡蠣料理で有名な料理旅館です。
いつもは、私が運転なのですが、ヘルニアの私を気づかってくれ、友人の車でお出かけ。
ところどころで迷いつつ、志摩をドライブ。ホントは看板がちゃんと出ているので、キチンと辺りをチェックすれば、迷わないと思いますが、二人とも方向オンチの慌て者。看板、見過ごしちゃいました…。
伊勢からだと大体1時間くらいで到着。中に入ろうとすると、玄関先に「本日は御予約満席です」の文字。
私も以前、予約しようとした事がありますが、料理旅館で牡蠣づくしを食べようとすると、随分前から予約しなきゃいけなかったりして、何度か諦めた事があります。
フロントで受け付けを済ませ、少し待つと食堂へ案内されます。中に入ると、さすが賑わってます。年齢層は私達より随分上のグループ多し。ご夫婦よりも、女性グループが多いです。と思ったら若い人もチラホラといます。
そう言えば、フロントでも「奈良から来た■■ですが…」って話してるお客さんもいました。遠い所から来てくれてるんだなぁと、ちょっと嬉しかったです。
席は、すでに用意されていて、座ると同時くらいに料理がきました。
まずは、牡蠣の佃煮。これを食べた時点で、お酒が欲しくなってきます。
テーブルには、土手鍋とバター焼き用の用意がされていて、(固形燃料のアレです。)「好きな時に火をつけてくださいね。」と仲居さんに声をかけられます。でも、その前にどんどんと料理が運ばれてくるので、火をつけるタイミングがなかなか計れません。
家で私が牡蠣を食べる時は、「生」「焼き」「炊き込みご飯」「クラムチャウダー」くらいしか出来ないのですが、(フライは家族から了承もらえなくて無理…)こうやって見るとホントに色んな料理法があるものです。
生牡蠣や焼き牡蠣はもちろん、南蛮漬けにバター焼き、蕎麦に信田蒸しに伝法焼き(雰囲気はグラタンに近かった)、スープにフライ。
最初は友人と、「美味しいね〜♪」とノンビリ話しながら食べてたのに、料理の数が増えるにつれて無口に…。
二人とも牡蠣、大好きです。ここの料理、ホントに美味しいです。でもね、品数がすっごい多いのです。
デザートも入れて品数は13品。そのうち12品は牡蠣料理。ご飯に入っている牡蠣の数は分からなかったのですが、食べた牡蠣の数(推定)20数個。
しかも牡蠣メインなので、他の食材は少なく、二人のお腹の中は牡蠣でいっぱいに。
デザートのフルーツが出た時には、何だかマラソンのゴールが見えた気分でした。
肝心の味ですが、やっぱり美味しかったです。火を通しても身が縮まらず、粒は大きいまま。
生を食べた時、磯の香りと、後はほのかな甘さがあってクセもなし。しかも佐藤養殖場さんの無菌牡蠣を使用との事。
全てにこだわった牡蠣を食べる事が出来て、二人とも大満足でした。
そうそう、牡蠣づくしは季節ものなので、食べてみたい人は早めにチェックして下さいね。
後、お腹はペコペコにして行った方が良いかと思います。ご馳走様でした★
料理旅館 いかだ荘山上
住所 志摩市磯部町的矢883-12
TEL 0599-57-2035