ふぐや
ふぐやでお腹、膨らみましたっ!
伊勢で鍋と言って私が真っ先に思い浮かべるお店が「ふぐや」。もちろんふぐです。真夏でもふぐの鍋てっちりが食べれます。で、連休前の某日、急に話が湧き出て「春のてっちり」を食べに行ってきました。
「ろんぐ」の時にも書きましたが、西岡のたいやき・開福亭から連なる、伊勢の生活密着型銘店街(?)にあります。
ふぐやでは、伊勢湾でたくさん獲れるというトラフグではないけれど、地元であがるふぐを「ちょっと行こかっ!」っていう値段で食べさせてもらえます。とは言っても鍋をメインに何点かオーダーすると、普通の居酒屋さんに行くよりは1000円〜2000円余分にかかると思います。てっちりだけで1人前1,890円ですもんね。
いつも混んでるお店なので、まず電話して「席、空いてますよ〜」というお返事をもらい、ちょっと財布の中身を確認して(^-^)歩いて出かけました。春は「歩き」がいいです!
無事到着すると、めずらしくちょっとすいており、6人がけの小上がりにゆったりと二人で座らせてもらいました。さあさあオーダーです。
まずはふぐ料理で
●てっちり2人前
●てっさ(刺身)1575円
●てっぴ(皮のゆびき)525円
●ふぐ唐揚げ1260円
あと、カウンター近くの壁にしかメニューが掛けてないんですが、居酒屋さんメニューもたくさん用意されてます。値段は書いてないんですけど(^-^; そこから
●伊勢芋
●エビのかき揚げ を注文しました。
すぐ出てきたのが、てっちりセット。熱伝導の良さそうな金属製の鍋にたっぷりの出汁と皮・あら身っていうのかな?身がついた骨の部分がたくさん入っています。
コンロに火を入れ、湯気が上がってくるのを待って、まずニンジン・白菜の芯に近い部分・春菊・椎茸を投入。入れ終わる頃にはてっさと湯引きがでてきて、鍋を待つ間ちょっと贅沢な「つきだし」気分でどんどん食べます!
鍋がグツグツしてきたら白菜の柔らかい葉っぱ・豆腐・そしてふぐの身を入れます。本日はワタクシ鍋奉行です。いよいよOKのタイミングで唐揚げも出てきてふぐ料理が揃いました。「うおっ何から食べよう?」と一瞬考えたものの、まずは揚げたての唐揚げをガブッ!
鍋でも刺身でもですが、ふぐの身は魚にしては歯ごたえがあってプリプリで、唐揚げは鶏と魚の中間みたいな食感。「エベレストの岩塩」というのが用意されてて、振りかけていただきました。骨を食べ分ける作業が鶏より大変ですが、とっても美味です。私の知人でここに来るとひたすら唐揚げを食べる人がいるのですが、気持ちがわかります。
一切れ食べ終わらないうちに、急いで食べごろの鍋へ!ポン酢でどんどんいただきます。シンプルな鍋なんですがふぐの出汁で魔法をかけられたようにコクがあふれてます。今日は私の先輩にならって、まずは最初に鍋に入れた具材がなくなるまで食べきり、第2弾の食材投入はそれから!
あら身はちょっと面倒くさいんでパクッと「しゃぶって」ポンッてご馳走さまですが、「皮」は天然コラーゲン満載の、もうぷるんぷるん!食べるのは女性最優先です。相方も「明日朝の肌が楽しみ!」とおっしゃってました。(^-^)
てっさもコリコリの湯引きもポン酢ベースでさっぱりした味わいが嬉しいっす。いつからポン酢がこんなにおいしく感じられるようになったんやろ? てっさはしゃぶしゃぶしてもいけます。
★今回は失敗写真ばっかりで申し訳ないです。ふぐは透明感のあるきれいな白身ですので…m(_ _)m。暗いトコに強そうな、ちっちゃいデジカメ買っちゃいました。
ぜひ紹介したいのが「伊勢芋」。すってあるんですが素晴らしい粘度で、箸でちぎっても食べれます。なかなか食べる機会は少ないけど伊勢芋はウマイなぁほんと!
そろそろ締めにかかって、おかず用(?)のイワシ酢と雑炊(368円)を注文、雑炊は1人前で十分かな?
鍋に出汁を足してもらってご飯を投入、ご飯粒がたっぷり出汁を吸って膨らんだら火を止め、溶き卵をたら〜。しばらく置いて出来上がりです。
取り分けて海苔とネギをのせて食べると………ウマ〜。エキスたっぷり(たぶんカロリーもたっぷりですが)で至福の味です。満腹感を押さえ込んで2杯目を完食し「ううっ動けないっ」の、ご馳走さまでした!
居酒屋 ふぐや
三重県伊勢市一之木3-7-11
TEL 0596-25-8719
営業時間
15:00〜22:30(L.O.22:00)
6のつく日はお休み