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扇芳閣

2011 2月 21 No Comment

 先日は鳥羽もオドロキの大雪で、庭を駆け巡るわけもなく、仕事部屋でファンヒーターと仲良くしていたハセガワです。しかし、積もると大変なのはわかっていても「積もらんかなぁ〜」とか考えてしまう自分がいて、雪というのはオッサンにとってもちょっと浪漫チックな自然現象であります。
 実際、電車も道路も大変だったようですね。「こういうときのtwitterはリアルタイムな情報がすごいな!」と感じさせられた次第で、当日夜予定されていた会議はワタクシもTハシさんとこも早々に中止が決まり、動かず(動けず)ヌクヌクしている中、まさにライブな情報の真っ只中でこの地方には珍しい大雪を感じていました。
 雪に酒突っ込んで冷やす写真を載せたTweetに、帯広の知人が「こっちも降らないかな」と。ちょこっとうらやましがっていたのが面白かったです。
 帯広は札幌とかよりずっと雪が少ないんだそうです。…ずっと寒いけど(^^)

 さてさて、たまにはワタクシもと思い立ち、今回は鳥羽らしいところでホテルでの宴会をレポートさせて頂こうと。
 ちょっと時間がたってしまいましたが、1月末の新年会「扇芳閣」でのひとときをご紹介です。

ウチから歩いて0分 (^^)

扇芳閣からの夜景
 扇芳閣さんは今の自宅(^^)から徒歩0分、ウチのすぐ横でありまして、もし扇芳閣が小学校ならば?チャイムが鳴り出してから家を出ても間に合う間柄です。

 オーナーさんはワタクシの知る限り、鳥羽きってのストーリーテラー。
 ホテルの建つ「樋の山」のこと(山本周五郎の小説「扇野」の舞台にもなったところだそうです)、ビオトープ(生物生息空間)としての「めだかの学校」、4月には素晴らしい花を咲かせる「藤棚」、そこで開催される各種ライブイベント…etc.まさに葉っぱの一枚までストーリーつまっており、それぞれに込められた思いと物語を聞かせてもらえます。

 お宿としては早くからバリアフリーに取り組まれています。また、以前Tハシさんの知人が離乳期の幼児をつれて宿泊した時、食事他の心遣いに感激したというお話も聞きました。オーナーの姿勢を思うと伝わってくるものがあります。オススメの宿ですよ。

食前酒 さてさて徒歩0分とは言っても、先輩方をお迎えするお世話役として、午後6時半開始のところ6時前には館内に入ったのですが、もう半分近い5名(当日の出席は13名でした)の方々がロビーでコーヒーを飲んでゆったりとおくつろぎ中。ちょっと平均年齢の高い新年会だったのですが、ご年配の方は動き出しが早い!…&鳥羽の人は、もしかしたらちょっとせっかちな人が多いかも。(^^)

開宴

 出席者が揃って宴会場に移動。いつもは話が長めの(^^)この会の会長もこの場は短い挨拶で…さすがわかっておられる。ほどなく乾杯から宴の始まりです。
 さて、あらかじめ大きな膳にセットされているのは
■前菜3点盛り
・数の子入りのポテトサラダ ・山芋&イカの塩辛 ・秋刀魚と野菜の和えもの
■生湯葉のカニ味噌和え
■しゃぶしゃぶ用の肉がドーンと載った鍋の材料
 肉はりっぱな霜降りです。
前菜から
■お造りは甘エビ、サザエ、鯛、ブリのたぐい、トンボシビかな?いずれもコリコリの新鮮さでした。
 刺身の新鮮さはさすがに鳥羽はどのお店でも平均点高いです。
 ウチの相方は、魚にもよりますが、刺身は厚く切りたい人で、ワタクシはどちらかというと薄めの方がありがたい人。鳥羽では絶対厚いのが好きな人の方が多い!って言い切りますがどうなんでしょ?
お造り盛り合わせ
 まぁ羊羹とかも、お友達と「あんたの方が厚い」とか笑顔で罵りあいながら(^^)分厚く切ってますから、刺身は…って限定したものではないのかも。そういやぁ一口の量が多い&早食い鳥羽人は多いなぁ…やっぱりせっかちかも。

続いて温かい料理が順に出てきて
■たこの揚げ物
■牡蛎の黄金焼き
■海老山芋とろろ蒸し黄金和え
■牛すじ大根炊き合わせ
料理各種
ずーっと温かい料理が続くのは寒い季節には嬉しいっす。

固形燃料が燃え尽きると…

先輩方と話をしているうちに鍋もええ頃加減になってきたのですが、気がつくと固形燃料が燃えつきて消炎…、「おっ肉を入れ損ねた」と仲居さんを目で追ったら、もう端の方から燃料を補充してくれていました。さすがです。
肉入れ立て鍋
写真の肉は限りなく生に近いですが、ちゃんと熱々をレア気味にいただけましたよ、美味かった…いい肉でした。

■鮭とイクラの親子釜飯
鮭とイクラの親子釜飯
 これはまた美味かった、ただけっこうな量なので食べきったワタクシの腹はホント満杯。
 食べきれず「持って帰る」とダダをこねる方出現…他の料理の残ったの「えっそれも?」ってドキッとするような料理もラップに包んでいただいてましたが、ちゃんと食べられたでしょうか?(^^)

デザートで■鮮やかなゼリーがメインのデザートで締め。
 なんの企画も準備せず、飲んで食べてしゃべってのシンプルな宴会でしたが、鳥羽の物知りさんが集っていたことで、一人が話題を振ると次々にそれにまつわる話が飛び出て、なかなか新鮮な体験をさせていただきました。
 実はこの会で一番下っ端のワタクシ、この日は終了後…もしかして二次会後のアッシーも引き受けるつもりでノンアルコールビールがぶ飲み(たぶん5本飲んだ)で通したのですが、皆さんご自分でタクシーなりご家族に連絡をとって速やかに散会…酒飲んで良かったんやぁ(^^)。

満腹です、腹は見せられませんが…

扇花 しょせんええかげんな舌で料理にも疎いので、いつもどおり細かな説明は出来ませぬが、ドンドン出てきてとっとと片付けてくれて途中飲み物もキッチリ気を配る…なにより笑顔いっぱいの仲居さんたちのおかげで、いい気分での満腹でした。
 この日のメニューはWEBにある宴会プラン花扇をベースにしたものだと思います。飲み放題を考えると大サービスしていただいた金額での精算でした。メンバーには扇芳閣のオーナーさんも入ってみえたので、お礼をお伝えし隣の自宅にスタスタと歩いて帰宅…すると、家では相方とご友人が酔っ払ってましたとさ。

なんで宴会に出たワタクシだけしらふナンやぁ…ふぅ…ご馳走様っした。

扇芳閣
伊勢志摩国立公園/扇野の鳥羽旅館
〒517-0011 三重県鳥羽市鳥羽2丁目12番地24号
TEL:0599-25-3151(代)
FAX:0599-26-3150
http://www.senpokaku.com/


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